egg・o 0059 須貝 旭 展

「無題」 F15号

◆会期

2017年7月6日(木)~7月15日(日) 10:00~18:00(会期中無休)

  

◆作家来廊日

14日(金)、15日(土)(都合により変更の場合あり)

 

◆展示内容

F15号~M80号まで、約10点程度を予定

 

この度、「e・g・g・o 0059 須貝旭展」を開催致します。

変色しやすい素材である銀箔と、艶やかさがキャンバスの上でそのまま継続される油彩絵具。

須貝先生は時間の流れが違う2つの素材を組み合わせて制作しています。

混ざりあった両者が織りなす世界をこの機会にぜひご高覧を下さいませ。

 

<作家より展覧会へ向けて>

銀箔を腐食した上に油彩を重ねて絵画を制作しています。

銀箔の反射や腐食した色の輝き、絵具の透明や不透明という個々の質感を組み合わせ、それらが一枚のベールとなり目の中で波打つような絵画を描きたいと考えています。

それらの質感が織りなす情景を、楽しんでいただければ幸いです。

 

<日頃の制作のモチーフやコンセプト>

銀箔は錆びて変色する性質があります。空気に触れている間は、わずかずつであっても変色し続けます。

対して油彩は堅牢な塗膜をつくり、描き上げた当初の艶を保ちます。銀箔と油彩は、時間の流れる速さが異なる対極的な素材だとも言えます。

私はこれらを一枚の絵の中に用いることで、両者の“ズレ”を露わにし、そこに新たな視覚体験の可能性を探求しています。

 



■プロフィール

1990年 兵庫県生まれ

      愛知県在住

2016年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程油画・版画領域 修了

2017年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程油画・版画領域 在籍

■受賞歴

2015年 『平成28年度奨学生』 公益財団法人堀田育英財団

2016年 『第30回ホルベインスカラシップ』 ホルベイン画材株式会社

■個展・グループ展等

2012年 『ながくて芸術団2012』(山本邸/愛知)

2013年 『プレプレ展』(市民ギャラリー矢田/愛知)

2014年 『Parallel hexagon』(ギャルリーくさ笛/愛知)

2015年 『日夕イアートスチューデン卜交流展』(チェンマイ大学美術学部ギャラリー/タイ)

2016年 『平成28年度博士後期課程研究発表展』(大学資料館愛知県立芸術大学)

     『物質としての絵画』(膳百堂画廊/東京)

     『視界に満ちる海』(同時代ギャラリー/京都)

     『技材変態展』(愛知県立芸術大学サテライトギャラリー)

2017年 『美大生展』(SEZON ART GALLERY/東京)