eggo0076 諫山 宝樹 展
■作品紹介
「山茶花の精」60×41cm
SOLD OUT
「煙管図」49.8×39.8cm
¥330,000(税込)
「白衣観音像」53×33cm
SOLD OUT
「笑う女」44×27cm
SOLD OUT
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(2024年6月25日現在)
■会期
2021年2月18日(木)~2月27日(土)【会期中無休】 10:00~18:00
大雅堂1・2F展示室
作家在廊予定日:平日・祝日:午後より終日 土・日:午前より終日
■展覧会に向けたコメント
古典画を学ぶなかで度々出会った画中の女性たち、その装束やおおらなかなポージングに惹かれ、屏風絵から抜け出てきてほしくて、自分なりに描きおこしてみたのがはじまりだった。
狩野長信筆「花下遊楽図屏風」(東京国立博物館蔵)の左隻、花の下で輪になって軽快に舞う少女たち。頭巾をかぶり、身幅の広い当時の小袖の上半身を脱ぎ垂らし、華やかな袿の文様を覗かせている。彼女らを描き出すひと筆ごとに、当時の生命力やおおらかさを分けてもらえるような気がして、ずぶずぶと没頭していった。
そして、古典画のなかだけにとどまらないさまざまな”着物の女性たち”の存在そのもの、装いや仕草、表情、すべてに魅了されてインスピレーションを得た制作へとひろがっていった。肌の柔らかさ、芳しさ、衣摺れの気配、整いきらない髪の毛、視線のゆくえ、それらを筆の線のみで可能な限り表現したい。身に纏う着物も、出来うる限り実際の洒脱さあふれる文様や技法を生かして描きだそうと取り組んできた。作品を通して、彼女らを少しでも身近に感じていただけたら嬉しい。
■プロフィール
大阪生まれ、京都在住。
2003年 京都市立芸術大学日本画専攻卒業
2005年 同大学院保存修復専攻修了
大学院在学中よる東映京都撮影所にて様々な時代劇の襖絵等の制作に携わり、2015年の独立後は主に京都にて寺社への奉納や定期的な作品公開、広告媒体への作品提供、また最近ではライブペインティング等活動の幅を拡げている。
2014年 日本図案家協会主催日図展にて京都市琳派賞受賞
2017年 椿大神社 奉納「天鈿女命図(掛軸)」
2018年 清水寺 奉納「大日堂 唐子列図(板絵)」
宗鏡寺(沢庵寺) 奉納「庫裏 大根戯画(襖絵)」
貴船神社 奉納「龍図(色紙用図案原画)」
2019年 連続テレビ小説「スカーレット」絵付け・日本画指導
2021年 八坂神社 奉納「新年干支大絵馬(板絵)」
■展覧会風景